リウマチ性疾患で起きる関節痛の症状のひとつに、「こわばり」があります。
「こわばり」は、朝の起床時に発生することが多く、ばかりではなく、全身に現れることもあります。
軽度のリウマチの場合は、起き上がる前に、手を開いたり握ったりしていると、「こわばり」が消えてしまうようです。
また、微温湯などで、洗顔しているうちに、「こわばり」が治ることも多いようです。
ところが、リウマチが進むと、一日の大半で、「こわばり」の症状が続きます。
このような関節や全身の「こわばり」が、どれほどの時間続くかが、リウマチ関節痛の診断の指標のひとつとされています。
オランダでは、「こわばり」の強度を測定する装置が作られて、ある研究が行われたそうです。
それは、リウマチと気象の関係を観察するものでした。
結果として、湿度が高い時に「こわばり」が強くなっているということが、明らかになったそうです。
1996年には、アメリカの西海岸でも、同じようなテーマでの研究が行われました。
気象と、リウマチ患者が自覚する関節痛との関係を、15ヶ月間調査したそうです。
しかし、この研究のデータからは、気象とリウマチ関節痛の際立った相関関係は確認されませんでした。
リウマチの患者さんの中には、天気が悪くなると、関節痛がひどくなると訴える方が少なくありません。
しかし、気象と関節痛の悪化が、確固たる根拠を示すためには、さらに綿密な調査が必要とされます。
したがって、現段階では、リウマチ患者の心理状態が、関節痛の感じ方に大きな影響を与えていると考えられています。
同じ腫れや炎症でも、患者の気持ち次第で、関節痛が強くなったり弱くなったり、痛みの感じ方が変動すると言われています。