産後には、何かと体の不調が現れるものですが、関節痛もそのひとつです。
産後の関節痛には、妊娠に伴う体重の増加が深く関わっています。
一般的には、妊娠前の1.5倍近くに体重が増加するため、体のいろいろな関節にかかる負荷が大きくなってしまいます。
だからと言って、産後すぐに、急激に体重を減らすダイエットは、健康を損ねる源ですから、控えるべきですね。
さらに、産後の関節痛として考えられる原因は、育児による体の疲労です。
生まれたばかりの赤ちゃんは、昼夜に関係なく、24時間のケアが必要ですから、産後の体にかかる負担は相当なものです。
3時間ごとの授乳などの赤ちゃんの世話で、睡眠不足になる方も多いですよね。
そして、睡眠不足による体の疲労で、関節痛を発症する方も少なくないようです。
育児だけではなく、通常の家事もこなさなければなりませんから、体が疲れないほうが不思議です。
また、赤ちゃんを抱っこするために、その重さが関節痛を引き起こすこともあるようです。
大抵の場合は、産後3ヶ月ほどで、体調が回復し、育児にも慣れて、関節痛もなくなっていくようです。
しかし、ホルモンのバランスが崩れたまま、体調が元に戻らずに、関節痛が尾を引くこともあるようです。
その場合は、産後半年くらいで、ホルモンのバランスが落ち着き、関節痛が自然に治るのが普通です。
ただし、赤ちゃんを抱っこする時間が長いと、腕や手首の関節に負担がかかり、痛みが続くことがあります。
ですから、赤ちゃんを抱っこする時間を、できるだけ短くする工夫も大切です。
あまりにも、産後の関節痛が長引く場合は、リウマチが疑われます。
産後は、リウマチに罹りやすいとも言われていますから、早めに専門医を訪れ、検査を受けることをお勧めします。
それから、育児や家事の疲れは、精神面でのバランスを失わせることもあります。
その結果、精神的なストレスが、多発性関節痛を引き起こすこともあるそうです。
なるべく、気分転換やリラックスする時間を作って、ストレスを溜めないようにすることも重要です。