膝関節痛の薬について説明しましょう。
膝関節痛では、薬を用いた薬物療法のひとつに、関節内注射があります。
関節内注射は、膝の関節内に薬を直接注入するものです。
膝関節痛の関節内注射に使われる薬には、ヒアルロン酸製剤やステロイド剤があります。
ヒアルロン酸は、もともと軟骨の成分のひとつなので、傷ついた軟骨の修復を促進する働きをします。
また、穏やかに効き目が現れ、膝の動きをスムーズにすると言われています。
生体内のヒアルロン酸に近いのが、分子量190万のヒアルロン酸で、粘性や弾性が高く評価されているようです。
最近は、膝関節痛の薬として、ヒアルロン酸を定期的に注入する方が増えてきているようです。
一方、膝関節痛の痛みに、即効性のある薬がステロイド剤です。
炎症が強い場合、炎症を抑えるために、関節内注射でステロイド剤が使用されることがあります。
しかし、感染やステロイド関節症の原因になることもあり、十分な注意が必要な薬です。
内服用の薬では、膝関節痛の痛みに効く非ステロイド系消炎鎮痛剤があります。
この薬は、炎症を鎮めることで痛みを緩和する働きをします。
内服用の薬は、胃腸障害などの副作用もあるため、胃腸が弱い場合は、坐薬の方が適しているでしょう。
坐薬は、胃腸の副作用の心配がなく、内服薬よりも効果的なのが大きなメリットです。
膝関節痛の薬で、最も多く使われるのが、塗り薬や貼り薬などの外用薬でしょう。
塗り薬には、クリームタイプ、ゲルタイプなどがあり、ゲルタイプの方が、皮膚のべとつきが比較的少ないようです。
塗り薬を患部にすり込むことで、マッサージのような作用も期待できます。
貼り薬には、温熱湿布と寒冷湿布があり、膝関節痛の症状によって使い分けが必要です。
膝関節痛の薬を使用するときは、皮膚や胃腸への副作用などに注意することが大切です。
医師や薬剤師から、薬の成分や副作用のこと、使用方法などをきちんと説明してもらうことを心がけましょう。